一級建築士学科試験の合格基準点を設定する際の基本方針

試験問題の持ち帰り

試験問題は平成10年度より設計製図試験の合格発表日以降に公表されていたが、平成13年度から試験終了時間まで在室した受験者は、試験問題の持ち帰りができるようになった。
学科試験の合格発表時に正答肢・配点・合格基準点が公表されるようになったのは平成12年で、受験者は自己採点により自身の得点を確認でき、合格基準点との比較により、その後の準備に生かすことが可能になった。

相対評価から絶対評価へ

合格率を一定化することを第一義に合否判定を行なうことは結果的に合格者数制限となる側面を有することから、合格率にとらわれず、むしろ必要とされる絶対的な能力の有無を判定する問題内容・合否判定基準とする。

問題作成に係る基本方針

出題内容としては、建築物の設計及び工事監理に必要な基本的かつ総括的な知識の有無を判定できるものとし、出題分野については普遍的な分野に重点を置きつつ新たに社会的な重要性が高まっている分野(建築規制の性能規定化、高齢者・障害者対応、品確法関連諸制度、耐震改修関連施策、環境関連施策、ストック対策等)も勘案して決定することとし、一級建築士の受験資格を有する実務経験者であれば半数程度は通常正答可能な水準を目標に作成することが基本方針とされた。

合格基準点の設定に係る基本方針

総得点の基準点については満点の2/3程度、科目別得点の基準については満点の1/2程度として基本的な水準が設定された。

・総得点の基準点については、100点満点中67点を基本的な水準とする。
・科目別得点の基準点については、各科目とも25満点中13点を基本的な水準とする。

ただし、平均点が10年に一度も生じないような異常値を示すなど、問題の難易度が作成に係る基本方針に照らして著しく変動したと認められる場合に限り、補正を行なうこととなっている。

引用:霞ヶ関出版社[平成14年版 一級建築士試験 問題と解説」

 近年の学科合格基準点(国交省ホームページ)

 平成14年一級建築士試験「学科の試験」の合格者の発表について

 平成15年一級建築士試験「学科の試験」の合格者の発表について 

 平成16年一級建築士試験「学科の試験」の合格者の発表について


 平成17年一級建築士試験「学科の試験」の合格者の発表について

 平成18年一級建築士試験「学科の試験」の合格者の発表について

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